「ブログがなかった頃の僕のブログ」

これは2000年1月から9月まで日刊デジタルクリエーターズという メルマガで筆者が連載した「世界1周洋上放送局プロジェクト」 のアーカイブです。

2000-01

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ip2000」プロジェクト奮闘記 0004(1/20)ゼロからの出発

人は二つの種類にわけられます。「記憶を記憶に留める人」と「記憶を記録に留める人」です。私は後者でよくビデオを撮ります。しかし中学校の修学旅行で肩乗せ式のVHS一体型ビデオで旅行の記録を撮っていた時、その後の記憶が「総天然色の修学旅行」ではなく、「モノクロ0.7型ビューファインダーの記憶」になってしまって以来、ビデオから少し離れた時期がありました。カメラに記憶していると思うと、自分の目にとどめておこうという努力をおこたってしまうのですね。私のビデオ歴は、世界初の一体型家庭用ビデオのベータムービー(懐かしい!当時の広告はこれをかついでスケボーするカタログ写真だったからね、すげー)からパスポートサイズの8ミリビデオと流れてきました。就職して仕事倦怠期にウォンカーワイの「天使の涙」に感動して友人と映画を撮りに香港に行こう!と盛り上がり買ったのが、デジタルハンディカムのPC−7でした。このカメラの画期的なところは、持っていることを意識させない軽さとビューファインダーの装備でした。これにより「撮影=ファインダーを覗く」という行為が必要なくなり「記憶しながら記録する」ことができるようになったわけです。で、船の話に戻りますが、人は旅行する時にはカメラというのを持ってくるものです。800人乗れば300人はカメラを持ってくることでしょう。するとどういうことが起るか。それは300カメという現象です。通常どんなに予算があってもカメラの台数は2台から3台です。クルーが分れて複数な場合もありますが300カメというのはありえないことです。船は寄港地につくと、人々はカメラを片手にさまざまなところに散るわけです。そして各自の思い出を持ちかえり、また同じ船に乗るわけです。するとまた長い移動。「ip2000」プロジェクトは、船にプロダクション機能をのせ、「撮影」と「ポストプロダクション」を繰返して行くプロジェクトです。移動中にポストプロダクションをしていると「ああっ! あそこおさえとけば良かった」とか「こんな素材ないかな?」などの問題点が出るものです。しかし、船には逃場のない300人のカメラクルーの「素材」があるわけです。ちょっと交渉して使わせてもらうのはたやすいことです。そのお礼に編集を教えてあげたり、また新しい交流が生まれるわけです。船旅というのはそのくり返し。クルーは素人のカメラに思わぬ新しい発見をしたりするかもしれません。「ip2000」プロジェクトの「ip」の意味のうちのひとつ、「インスパイア」の意味が溶けてきましたね? では次回は、もうひとつの意味をお話しましょう。(続く)

 | HOME | 

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

ユビキタスマン

ユビキタスマン

FC2ブログへようこそ!

FC2Ad

1GB!FC2ブログ(blog)