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「ip2000」プロジェクト奮闘記 0006(1/24)人間は考える足である?
さて、世界一周の船にプロダクション機能を載せ複数のコンテンツを制作していくという骨格が分ってきた「ip2000」プロジェクトですが、それだけではまだ企画として甘いですね。なにを? 誰が? どうやって作って行くのか? 具体的に考えた上で、競合する企画や従来のコンテンツとの徹底した比較をくぐりぬけなければラウンチできないですね。「ノアの箱舟」というのがありましたがクリエーターを船に缶詰にするとどうなるか? 想像しました。今、会社では同じスタッフによるシリーズものを半年近く制作していますが、これはいろいろな人間関係が見えておもしろいものです。仲がよくなるチーム、険悪になるチーム、絆が深まるチーム、意外な展開を見せるチーム。人というのは相手によって反応がいろいろと変ります。それがクリエーターとなればなおさら。というか、元来クリエーターなどを目指す人は個性の強い人が多いですから、自分の世界観と相手の世界観のバランスを見つけるのが、その仕事を成功させるかどうかの重要な要素となります。プロデューサーの仕事は、その組み合わせを考えることに尽きるといっても過言ではありません。私の今やっている某Web サイトの仕事ではデジタル系のプランナーだけではなくWeb はよく知らないけどCMでの実績は抜群の若手を相談して参加してもらいました。すると、自分の世界と新しい世界を覗く好奇心がいいバランスとなって企画に現れました。それはFLASH をデザイナーに発注する場合にも現れました。「こうしてほしいんだけど・・」「FLASH ではそれは難しいです」「えっ?できないの?なんで?」「基本はベクターデータで動いていますから」「・・・ということは直線は得意なんだね?」「ええ、まあ」「ではね・・」と柔軟に考えていきます。相手もなにか珍しい動物を見るような新鮮な目線を送ります。船で映像コンテンツを作って行く場合、寄港地での撮影はともかく移動中の編集作業というのは時間がかかり、かつ人目に触れやすいプロセスであります。例えば船に作曲家、CG作家、デザイナー、編集マンを乗せたとしましょう。各自自分の担当コンテンツは決っているとして、他チームの班の編集やポストプロセス作業を見ていると非常に興味深くなるのではないでしょうか?その刺激が新しい創造に活かされるに違いない! それこそが「インスパイア」なのです。今までの生きてきたプロセスがまったく違うクリエーターが船の上で3 ヶ月、互いの創造プロセスを見ながら自分の新しいコンテンツをクリエイトする。なんだかワクワクしませんか?しかし船に3 ヶ月も乗ったら仕事がなくなってしまう・・。大丈夫。今までの仕事と機材ごと乗ってしまえばいいんですから! えっ? そんなことできるのか? 知りません。これから調べます〜。(続く)

