「ブログがなかった頃の僕のブログ」

これは2000年1月から9月まで日刊デジタルクリエーターズという メルマガで筆者が連載した「世界1周洋上放送局プロジェクト」 のアーカイブです。

2000-02

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「ip2000」プロジェクト奮闘記  00012(2/1)夢のアドレス帳

さて、世界一周の船にプロダクション機能を載せ複数のコンテンツを制作していくという骨格が分ってきた「ip2000」プロジェクトですが、それだけではまだ企画として甘いですね。なにを? 誰が? どうやって作って行くのか? まずは賛同者を集めながら企画を練って行こうと思いました。2 月にプレゼンツールを作り披露できるようになったら、具体的なスポンサーを集めて4 月に制作準備! 5 月に出航だ! 身近な人にテストプレゼンを済ましてから、いよいよ本格的な布夢活動。私は布教する代りに「夢」を伝染させていくことを「布夢活動」と命名することにしました。布夢をさかんにすると「フムフム」となり「夢」はあらたな「納得」へと変化していくのでした。(本当か?)金曜は、クリーク&リバーという人材派遣会社の新年会がありました。映像からゲームからマルチメディア(うーん、なんかもっといい言い方ないんかな)までさまざまな業界の関係者がなんと1000人も有楽町の国際フォーラムに集ったのです。ここへの参加の目的はただひとつ! 布夢活動! うーん、なんかやばいネズミ講でもやっているような気分になってきました。しかし仕事で遅くなり、会場に入ったのはすでに1 時間経過。残り時間1 時間しかありません! この1000人の誰に声を掛けるのか? これは大問題です。ある番組の取材で25歳の男の子にインタビューしたときに彼は「一生で出会える人の数は1 万人が上限らしいんですよ。だから、僕はすべての出会いを大切にするんです」と印象的なことを話していました。それから言うとここにいる会場の1000人にどうがんばってもあと1 時間で声をかけられるのは10人。それは賭けでもあると同時に運命でもあります。カワイイオンナノコのデザイナー風の子もいっぱいうろうろしています。うふふ、おっといかん! 外見で声をかけてはいかん。キモに命じながらまずは手がかりとなる胸のバッジ(名刺が入っている)を凝視します。しかし名刺というものは遠くから見るようにデザインされたものではないわけで、かなり近づかないと社名も見えないし名前も見えないわけです。名前を見てから、今度は人となりを見ます。そこで話してみたい! と思う人だけに声をかけてみます。こちらは名刺だけでは足りないので、ハガキのカードに最近の仕事をプリントしたものを補助ツールとして持っています。大量の人に会った時の思いだしツール用として、MPEG4 のデジカメも持っていますが今日の制限時間ではそういうことは必要なさそうです。そこで結局、お役所からメーカーまでいろんな人に会いましたがひとり「タイミングばっちり!」という人に会いました。それが CG アーツ協会の方です。ちょうどこのデジクリで知って応募しなければ! といっていた「DMP」の企画をしている方だったのです。パーティの相手の時間配分も考えて、超短縮系で「ip2000」をプレゼンしました。「おもしろそうですね」との反応。「プレゼンには参加しますからね!」と宣言してその場を握手で分れました。そして会社に戻り、今日会ったすべての人のメールアドレスをアウトルックのデータベースに。名刺は名刺フォルダに入れたが最後見なくなるものです。まだ相手のあたたみが残っている時期に入力して、1 通の挨拶メールを入れなければいけません。それが今後の関係を決定づけるからです。なぜなら、仕事相手でもない限り、相手は私のアドレスをメールソフトに入力することはありません。しかしメールを送れば・・または何通もメールのやりとりが続けば、登録してくれる、かもしくはフィルターしてくれるようになるわけです。そうなれば、私はその人に対して発言する権利をもらったも同じことです。さあ、出会った10人に土曜の早朝に送りましたから、今日くらいにはひととおり反応があってもいいころです。夢のアドレス帳には、人が多すぎて悪いことなどないですからね。(続く)

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