「ブログがなかった頃の僕のブログ」

これは2000年1月から9月まで日刊デジタルクリエーターズという メルマガで筆者が連載した「世界1周洋上放送局プロジェクト」 のアーカイブです。

2000-02

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「ip2000」プロジェクト奮闘記 00027 (2/24)モノリス各地に出現?

ip2000」とは5 月に出航して世界を一周するピースボートという船を移動デバイスとして使いそこに映像、WEB、出版、デザイン、音楽を作るデジタルツールを満載して「BSデジタル放送」「CSデジタル放送」「WEB」「雑誌」「CD」などのソフトウェアコンテンツを制作していこうという壮大なプロジェクトです。ソフトウェア業界の「WILL」プロジェクトと解釈していただくとより理解しやすいかもしれませんね。■は会社業務 ▲はその間に処理しているプロジェクトのコミュニケーション形態を示すことにします。同時間で複数のことが多次元的に処理できるのが「デジタル」のいいところ。マルチタスクというやつですね。2/2119:00-21:00------------■書類作業■CSのVaoNet でベンダースの「都市とモードの・・」をオンエアーしているのを横目で見ながら作業。ビデオウォークマンの映像の使い方を見つつ・・・。▲アイデア▲HDTVをHDカムでないカメラでコストを押えてブローアップせずに撮影する方法を思いついた。2 カメを基本として、それぞれの絵を編集でDVE にして2 画面並べる。つまり、最初から2 画面を前提として撮影する。2 台を1 人のカメラマンが操作できるように業務用カメラ(半分民生のDVCAM 機などを前提)をアタッチメントに並べて配置。片方のカメラを広角よりFIX、もう1 台をオペレートする。もちろん1920/1080 だと720/480 のDVフォーマットを並べても上下ともに足りない。これらのためには映像を「止める勇気」も必要だ。写真との組み合わせで動いている画面は2 つとするのだ。博覧会のマルチビジョンに近い考え。動かせば編集の労力が二乗されていくが、写真にすることにより軽減できる。独自にパターンを考えてみることにした。21:00-24:00-----------■食事&のみ■社内のCGプロデューサーとテクニカルプロデューサーと近くのBAR にて食事。会社のこと人間のことを話す。ワイン2 本あけた。2/22(火曜日)24:00-1:00------------■書類作業■たまった精算作業が終了! このまま業務の合間をぬって納得のいくプレゼン資料を作るのは不可能とふんで、スケジュールを確認。金曜と月曜は先週の土日の代休を申請することにした。机の回りのちらばっているプロジェクト関係の書類を整理して、気分すっきり。すっきりしたら夜食を買いにampmに。営業中だが改装をしていた。レジの什器を変更していた。そういえば近所のampmはレジの前に微妙なでっぱりがあり、財布をゴソゴソするときに荷物をのせられて便利だと思っていたが、この店もそのタイプに変更中のようだ。むかしの自分が、切符売場の釣りうけの構造とか、バスの集金装置とかの微妙なユーザーへの工夫に興味があったことを思い出していた。最近は、ガムによるつり銭のいたずら防止に、釣り受けの部分にプラスチックのパイプが追加されていて、そのいたちごっこをクスリと笑っていた。▲アイデア▲DIMEをコンビニで買い、時間効率を考えトイレで読む。私の部署の男子トイレというトイレには、すべてピンクのポストイットが常設してある。個人のポストイットの色を規定してあり、会社の経費で買った雑誌、書籍にはすべて回覧用の桝目シールをはることにしている。ここには名前が書いてあり、その本に目を通した日とサインを書くようになっている。気になるページには、上に向ってポストイットをはり、コピーが必要と思うページには横に向ってポストイットをはる。これによりデスクに読み終った本を回すと、その色の主にコピーが翌日置いてあるという仕組みだ。なかなか普及しないこの規定だが、もくろみは誰がなにに注目しているかということが分ることと、それにより時間のない人間はそういったポストイットが貼られている部分だけをダイジェスト的に読むことができるというメリットである。これは、時間軸や空間軸でなかなか交わることの出来ないスタッフ間が、何を考えて何に向おうとしているのか、理解のきっかけを残してくれる便利な仕組みになる(はず)なのだが。なかなかものぐさなスタッフは読んでも実行してくれない・・。で、また話はずれたが、プレステ2 が盛り上っているわけだが「モノリス」を模したという筐体の写真を見ながら目をひいたのが、ドラムの「ビートマニア」だったか、いわゆる音楽デバイスである。これはもう、家がカラオケボックスのようなエンターテインメント空間になるよなあ〜と思った。そういえば、ピースボートは「ピースボール」という企画をしており、サッカーボールを集めて各地の貧しい子供たちとサッカー交流をすると言っていた。その説明の時に、スタッフのひとりが「ボールなら野球でもいいの?」と質問すると、ちょっと考えてその担当の子は「サッカーはふたりでもいればどこでもはじめられるでしょ? けって遊んで。でも野球だとバットがいるとかバスケならゴールがいるとか・・やっぱりシンプルなサッカーだけにしようとも思うんです」となかば考えながら答えていたのを思い出した。DIMEの赤いプレステビートマニアを見て考えたのは、これがモノリスならいろいろな国の子供たちにあそばせてあげたい。先進国のおごりともとれるが、子供は楽しいことに目がない。現地で発電機を借り、プレステ2 とビートマニアを街の壁や布に大きく映し出し「音」を通じて遊べたら? 貧困と闘う子供たちには「夢」のような思いでにはならないか? それを見ている日本の子供たちは家で遊ぶプレステ体験とはまったく違ったものに「何か」を考えるきっかけにはならないか?バンダイの友人の言葉を思い出す。「メーカーはおもしろいだけじゃのらねーよ」。ゲームというものの「体験性」をとんでもない状況で再現するのはゲーム会社にとっても興味わくプロジェクトになりはしないか? CMの素材にもなりはしないか? 資金と機材を貸せば世界の子供たちに「プレステの原体験」を与えられ「トラウマ」にすることができる。「紙芝居」「野外映画」それから現在の「ゲームセンター」へ。囲まれてしまった枠をとり「遊ぶ」ことを見つめなおすのはおもしろいことかもしれない。企画コンテンツ例に加えよう。ちょっと「マイライフイズビューティフル」をアタマに描いていたりする。「まやかしやウソでも子供に救いを与える素晴らしいことがある」1:00-4:00------------■酔いがまわりダウン(仮眠)■4:00-8:00------------■webサイトリサーチ■8:00-9:00------------■帰宅シャワー&着替え■映画などを作る場合に、イメージサントラなどを作る。映画といっても自主映画などの場合だが、人間がテンションを維持するにはなんらかの工夫が必要。出航のシーンはベタに「海の上のピアニスト」と決っているが、それ以外の曲を何曲か選曲。来週月曜のプレゼンをどういう展開にするか頭を悩ます。プレゼンをパワーポイント的ないわゆる「プレゼンテーション」にするか「音楽」と「映像」と「声」によるVJチックな視覚体験にふったほうがよいか、まだ悩んでいる。9:00-12:00------------■近所のスターバックスでWEB企画書作成■ちょうどいい位置に電源のあるカフェなので、家で睡魔に襲われる前に外出して企画書を書く。なんとか昼の打ちあわせには間に合いそう。合間でデジクリの夜中の分のレポートを再現。まだなんとかリアルタイムに間に合っている。12:00-14:00-----------■web企画事前打合せ■会社に戻り打合せ。明日とてもえらーい人にプレゼンするための企画書。webディレクターの人を呼んで、たたき台のパワポ書類を見ながら向うのオーダーである「松竹梅」形式のプランを作る。14:00-16:00-----------■web企画打合せ■代理店の方と打ちあわせ。いいカタチにまとまった。宿題を分散させ明日まとめることにした。16:00-18:00-----------■社内スタッフ打合せ■ちょっとアタマの痛い打合せ。組織にいるとはこんなにもつらいことなのか?18:00-19:00-----------■メール処理&雑務■たまったメールの処理。と、来客対応。電話で明日の夜に対代理店のプレが入ってしまった。明日の夜19:30から大阪からのお客さんに対して。しかしピースボートの定例打合せが! ブッキングだ。まだ個人プロジェクトの打合せのために仕事のプレを断るわけにもいかない・・。今がつらいときだ。19:00-21:00-----------■運営web社内打ちあわせ■放送局サイトの打ちあわせ。21:00-23:00-----------■デジクリ連載執筆■今日は仕事で忙殺でip2000が進んでいないので慌てたが、アイデアはいくつか出ているなと。▲web▲DAP のサイトを覗くとプレゼンテーションのエントリー作品が紹介されていた。自分と同じ壇上に上がるプレゼンテーション作品の候補はひじょうに気になる。http://www.cgarts.or.jp/kyoenkai/cgi-bin/pre.cgi当然CGのプロジェクトが多いのだが、私が注目したのは日立さんのシュミレーションライドである。数年前に2 年間、CGのセクションにこもりインタラクティブモーションライドのマッピングディレクターをしたことがあったので、いわばライバルのようなものだ。http://www.taiyonet.or.jp/cyber/index.htmlその当時は三菱とエバンス&サザーランドのマシンで、毎日マッピングに明け暮れる修行のような日々だった・・。おかげでPCとUNIX を覚えた。さて、今日はライバル作品のプリントアウトをじっくり見ながらプレゼンの方向性を決めて行こう(方向性を決めようと言ってから数日たっているな)。ちょっと締めきりに遅れているが送信! 22:14 (続く)

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