「ブログがなかった頃の僕のブログ」

これは2000年1月から9月まで日刊デジタルクリエーターズという メルマガで筆者が連載した「世界1周洋上放送局プロジェクト」 のアーカイブです。

2000-02

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「ip2000」プロジェクト奮闘記 00028 (2/25)ファーストクライアントゲット!

2/2223:00-2:00-----------■情報収集■10くらいのメーリング情報配信と4 つくらいのメーリングリストで1 日合計80通くらいのメールが届くが、深夜にこれに目を通し斜め読みする。メーリングはタイトルで気になるものだけを読んでみる。そこから現在必要と思われる情報をメールにコピーして、社内の人間に転送。これはなんとか1 年近く続いている。デジクリと違って落ちることもあるが、送信簿を(情報)でソートするとだいたい自分が注目してきたものが並び、簡単なデータベースとなっている。斜め読みするときにVAIO はページダウンが独立したキーではなく、ファンクションキーを押さなければならないので効率が悪い。ThinkPad のキーはその点配置もキータッチも最高だった・・。2:00-6:00------------■仮眠■椅子で寝たら「泡を吹いて倒れる夢」を見てびびる。2/23(水曜日)6:00-9:00------------■インビテーションメール送信■▲メール▲来週の月曜のDAP の案内をメールにまとめる。DAP のWEB はフレームが入り組んで、さらにスクロールが長く、リンクだけではすぐに情報に行きつかないので、必要な部分をコピー&ペーストしてまとめる。今までは自分をTOとしつつ、知合いの名前をBCC にぶちこんでいただけであるが「パーミッションマーケティング」的に今回は前回のメールで返答があった人を中心に、個別に送ることにした。その際に、サブジェクトに相手の名前を記し、さらに1 行目にも相手の名前と問いかけを2 行くらい書き、興味を示すように注意した。基本的にはコピー&ペーストであるが、これらの配慮をするためすべてのメールは1 通づつとなり83通に及んだ。同じ会社の複数連名もあるので、実質140 人程度ということになる。これらの発信作業が2 時間足らずで行える時代というのは、隔世の感がある。これらの返答頻度とコメントをデータベースに落しこみ、管理する必要があるなと痛感。めくらめっぽうではいかん。ひとり代理店マーケの気分。しかし、得意なファイルメーカーのフィールド定義を、今からする体力はちょっとない。課題として残しておく。孫悟空の毛みたいに自分が増えると楽だよなあ〜。それで分散した分「個体」の処理能力が落ちても困るが・・・。9:00-10:00------------■朝食&本屋リサーチ■▲本屋リサーチ▲久しぶりに吉野家の納豆定食。そして近くの本屋に。クルーズ系の雑誌を見る。これらの雑誌から世界一周の通常のクルーズの相場が、相部屋で400 万程度であることが分った。何冊か買いこんだ。さっそくその金額は、今日のいたるところのプレゼンに使った。10:00-13:30------------■リサーチ■▲本▲仕事の本含め、例のピンクポストイット作戦に出る。「アイデア」にキャラクタービジネスに関する特集が出ていたので注目した。また「フォーブス」においては、HPを立てなおした女性のカールトンフィオリーナに注目している。これに限らず、iMODE を成功させた松永真理氏などに注目している。このプロジェクトも、女性の「想像力」と「実行力」をうまく引出していきたいと思っている。13:30-15:00------------■VaioNet打合せ■番組やweb 運営を担当しているVaioNet の母体である、デジタルメディアエンターテインメントに打合せに行く。ある商品とweb の連動機能についての提案と、今後の展開について。▲布夢活動▲本題と共に、メールで何回か相談していたこのプロジェクトについて進行を報告。現在の編成表を元に、デジタル系番組として本当に民生機だけで手のひらで作ってしまうというコンセプトを多いに気に入ってくれ、15分の枠をもらえることに!!! と、その時うしろからやってきた別の担当の人が、私に「これ知っている? 川井さん」と持ってきたものはMDディスカムだった!「もちろん!10baseT でMPEG2 を転送できる画期的なカメラ内編集可能なMDビデオカメラですよね!」「そうそう、これペンでこうやってさ・・・・」「めちゃくちゃ注目してたんですよ!」「おっ、さすが知っているね?」「ええ!よく商品化したもんだと」「いや、ほんと。よくしたよね」http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/VD/DCM-M1/(おいおいSONY の人だろ! とつっこみつつ)「これサンプルでとりよせているんで、今度川井さんに渡すから使ってみたら」「これと川井さんいれば番組できるよね」「できるできる!」と盛り上がり話しつづける。製作費は15分番組ということで、少ないのではあるが6 月から6 ヶ月2 本づつ作ることにより12本のシリーズとすることに。企画書をつめていきながら、いろいろと折衝を進める。これらのユニークなデバイスを使いながら、撮影とその場での編集をしてどのくらいのクオリティにできるかが、プロとしての手腕を問われることになるだろう。プロとは「時間がない。もしくは制約の中で高度な表現ができる」ことだと思うからだ。デバイスの絡め方としてもMDディスカムをメインに使うなら、広告的なタイアップも考えられる。「ビデオサロン」などの雑誌との記事提携も考えられる。小さな第一歩だが、まずは2 人くらいは乗せられる算段がついた。今日の大きな一歩だった。15:00-15:30------------■某代理店営業■デジタルBSに関する営業に行く。ip2000のことも話すが「興味深いがネゴの時間がなさすぎる」との反応。通常考えれば当然の反応。▲シンキング▲でかい媒体からこのプロジェクトを想像していたが、現実的なスタッフの問題などを考えると、VaioNet のようなデジタルツールの利用を前提とした番組などより「インタネット放送局」的な色を強調して「耐久ロードレース」で各方面の情報を発信していく方針にしたほうがいいかなとも思い出した。例えば5 分程度のストリーミング番組(解像度160/120)のものを作る工程をNTSC(720/486)のDVフォーマットで撮影して、番組で流しその成果物である5 分の作品はネットでしか見られないという「ネット中心」の考え方もあるかなと・・。15:30-16:00------------■文房具と音楽■銀座の伊東屋に行き、このプロジェクトのためのノートを購入。なにか通常のノートだとテンションが上がらなくて悩んでいたが、すばらしくかわいいノートを発見。ひとめぼれして買いこむ。A5の実務ノートとA4のスケッチブック風のアイデアノートを。さらに山野楽器に足を伸ばし、イメージが沸きそうなインスト系のCDを4 枚買いこむ。環境を整えると、とたんにイマジネーションが沸くことがある。16:00-17:30------------■シャワー&仮眠■近くのカプセルホテルの大浴場でシャワー。家のふろ釜と違って、足が伸ばせてひじょうに気持がよい。しばし放心。17:30-18:30------------■メール処理■▲タイトル▲友人のデザイナー兼VJの人から「デザイナー足りないなあ〜と連載で書いてあったけど水臭いなあ〜。相談してくださいよ」といううれしいメール! 彼とは自分のやっているVJユニット「光学姉妹」と名前が似ているということで親しくなった間柄。「光学迷彩」という。早速自分で間に合せで作った「ip2000」のロゴをお願いすることに。それからメールで数通やりとりして方針が決っていった。人が参加してくれると、とたんに「進んでいる」感覚が出てきてうれしい!▲布夢活動▲国際交流基金の情報をひとつフロア上の女性がメールでくれた。> 川井さん> 情報提供です。> 以下の出版映像交流のところをご覧下さい。> ip2000の成功祈ってます。本当にいいもの創って下さい。また、協力できる> ことがあればやりますよ。> 強固なコンセプト・ディベロッピングとか?? 私じゃだめか・・・。> では。いい情報だ!早速明日アポをとってみよう。http://www.jpf.go.jp/j/media_j/film_j/index.html18:30-20:00------------■某代理店へのプレゼンテーション■自分が配線から什器まで完全に設計した、会社の施設である「WORKSHOP」にて、プロジェクターとプラズマとマスモニを使いながらの「デジタル系業務」に関するプレゼンテーション。大阪の代理店の方に向けて、過去一年の「CS番組」「WEB」「データ放送」などの取組みを一気にプレゼンした。かなりの早口でのプレゼン。当初はルーチンのプレゼンと思ってやりはじめたものの、相手の興味を引いているという雰囲気を察知すると、燃えてくるのが私の性格。熱くなってしまった。と、終ると「すぐに相談してもいいですか? なっ、相談しようよ」と隣の同僚に声をかけるその人。「へっ?」名刺交換&プレゼンと思っていた私はちょっとびっくり。で3 月6 日プレのBSデジタル番組企画のプランニングを受注。かなり大きいクライアントで、こんな状況なのに「やる気」が出てしまった。▲布夢活動▲「ip2000」も当然プレゼンする。資料作成中につき身振り手振でのプレ。興味は示してくれた。「協賛」的な考え方で、某大手クライアントに相談してくれる可能性はある。そのためにも、今回の受注する仕事を完璧に応えなければ!20:00-21:00------------■プレゼン対策緊急会議■CMのプロデューサーで今回のお客を連れて来た当人は「うーん、ほとんど話していることがわからん!」という反応。とはいいながら4 日でプランを作る必要があるので、人のキャスティングを話して、別の建物からサポートしてくれそうなプロデューサーを呼んで緊急対策会議。川井も28日のプレのために休暇をとっているので、頭が使えるのはラスト2 日。かなりの瞬発力のいる仕事だ。しかし今日のプレがうまくいきすぎて、抱いている相手の過剰な期待「この人たちスゴク進んでいる。メディアを理解しているからいい企画になるかもしれない!」というものに答えなくてはならない。誰もが試行錯誤でフォーマットさえまだ確定していないBSデジタルは受信機の性能、搭載メモリ、機能、BML の言語の拡張性などと、実行通信速度や各メーカーのチューナーの互換性、リモコンのインターフェイスと、画面インターフェイスの問題などを解決しながら進めなければいけない。Webの初期以上に難しい。なぜなら「放送事故」というのは、基本的に公共の電波ではあってはならないからだ。文字化けするとか、プログラムがおかしいというのは、基本的にはテレビではあってはなならない。実制作になると、秋が修羅場になるのは目に見えている。あれ? そのころ僕ガラパゴスあたりじゃなかったっか?(汗)21:00-23:00------------■夕食■近くの寿司屋に。久しぶりに話すCMのベテランプロデューサーとの話はおもしろかった。昔仕事はしたことのある人なだが、物事を客観的に見ることが非常に得意な人なので、分らないなりに「時代が激変しつつある」ことを皮膚感覚で理解できているから、話していて安心。一番まずいタイプは、今CMでもっとも脂の乗っている30代前半から40前のプロデ・[サー。売上が高いだけに「実感」がない。もはや、地上波CMの15秒、30秒という文化が滅び行く形態であることは知るよしもない。23:00-24:00------------■資料整理■さきの企画をオリエン用に整える。受注伝票などの作成。会社的事務はとても嫌い。24:00-2:00------------■仮眠■飛行機用のエアピローとアイマスクでしばし休息。2:00-4:00------------■プレ資料作成■明日の昼からある某政党のWeb サイトの企画案作成。ストリーミングがある企画なのでこれも楽しみだ。明日はなんと政治家相手にプレをしなければいけない。代理店からは「先生は多忙なので15分で5 つのパターンを説明してくださいね」とかなり難しいオーダー。クリエーターの性か「無理難題」にはアドレナリンが出る。「無理難題」と「傍若無人」は紙一重なので難しい。相手に渡された課題に対して「切れ」モノでいけるか「切れる」かは相手への信頼感が決める。ところで、ここまで書いていて今日は昼飯を食べていないことに気付き、アタマが少し空腹に。損した気分だ。今ごろ気付いても、夕食あとに昼食を押しこめないのが人間だな(意味不明)。と、大幅に締めきりを過ぎてしまった・・(汗)3:25(続く)▼玄光社「ビデオサロン」の村田拓さん、この企画、興味大ありでしょう、編集部にプレゼンしてくださいな。 

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